精神科医の“のほほん”ノート

診療に関係のあること、ないこと…ちょっと肩の力を抜いて“のほほん”と書いてます。

2006年

02月08日

(水曜日)

H18年度の診療報酬改定

ちょっと嬉しい情報かも。
H18年度診療報酬改定について、医師会から通達があった。

精神医療において、心身医学療法の加算が検討されているらしい。



「発達障害児、引きこもり、不登校等の児童の患者及び思春期の患者に対する医療の充実を図る観点から、このような患者に対して心身医学療法を行った場合の加算を新設する」 とのこと。

これまでは慢性期の患者さんの3分診療だろうが、30分〜1時間のこどもさんやご家族に対する診療でも、ひとりあたり何点、と保険点数に差はなかった。
そんな状況では、なかなかこどもさんの診療にたっぷり時間を割こうという気持ちにはなれない医師も多かったはず。病院の収益を考えると、特に…(どこの病院も経営は厳しいものだし)。

手間暇を掛けてでもこどもの診療に力を入れて欲しい、という国からの要望がこうやって政府の政策として体現されるというのは、とってもありがたいことかもしれない。

もちろん、加算がつこうがつくまいが一生懸命こどもさんへの診療をするつもり。
だけど、こどもさんの診療に時間が掛かるために「たくさん患者さんを診られなくてゴメンナサイ!」っていう職場に対する申し訳なさが軽減するのは助かるなぁ、と思う。

どういう形に決まるのかなぁ。H18年度になるのが楽しみ。

コメント

全体を見るまではわかりませんが、現状では心身医学療法(再診)は、わずか80点ですよね。多少上乗せされたところで、通院精神療法の320点に届くでしょうか?
精神科標榜以外の、小児科などでの診療では、その上昇分が効いてくるのかもしれませんが。それとも通院精神療法を上回るほどの大幅引き上げが…。それはないでしょうねえ。

心身医学療法って、現行のアレのことなんですか? それはちょっとさみしいなぁ…。
でも、“加算”ということなので、通院精神療法320点に80点であっても加算すれば、精神分析療法390点よりはマシかもしれません。
初診から半年以内の20歳未満加算200点もつけられますしね…。
でも、3分診療の患者さんと比較すると10倍くらいの時間と労力が掛かることを考えると、現行のままではやっぱり報われない分野・領域と思ってしまいますよねぇ。
それでも頑張っちゃいますけどね\(^0^)/

コメントの投稿

管理人にだけ読んでもらう

HOME