精神科医の“のほほん”ノート

診療に関係のあること、ないこと…ちょっと肩の力を抜いて“のほほん”と書いてます。

2006年

03月25日

(土曜日)

緊張感…

これまで特別な看板を出さずに診療を続けていたけれど、最近少しずつお会いしたこともない他科の先生から患者さんを指名で紹介していただいたりするようになった。

…私みたいな若造を指名していただくなんて本当に恐縮すぎます。

そして、これまで見たことも聞いたこともないような身体疾患を合併した患者さんとお会いする機会も増えてくるわけで…。



何十万人にひとりしか発症しないような疾患を持っている患者さんとお会いする前には、当然その原疾患についての予備知識を蓄えておかなくてはいけないと思うのだけど、あまり稀すぎてなかなか資料や文献が見つからないこともあったりして。

十分な準備ができないまま患者さんとお会いするのは申し訳ないけれど、それでもできるだけのことはしたいと診察室へ向かう。

ものすごい緊張感

頭が真っ白になるくらいにいっぱいいっぱいなのだけど、それでも患者さんやご家族がホッとした表情をみせてくださることだけを目標に…。

もっともっと経験を積まなくちゃと思うけれど、こういう緊張感いっぱいの診察1回1回が私の大事な経験値になる。そういう気持ちもあるけれど、でもとにかく目の前の患者さんやご家族のお役に立ちたいという気持ちを何より大切にして…。

さて、まだまだがんばらなくちゃ!

コメント

こんにちは。
私には数万人に一人くらいの、比較的珍しい身体疾患のある子どもがいましたが、専門でない科の医師に会う時はそのつもりで会ってました。
「こんな珍しいもの、知っているわけがない」という気持ちはあります。珍しい病気の場合は、「診るのは初めて」という医師が主治医になる場合すらあります。

それだけに、少しでも知っててくださるととてもとてもほっとしますし、嬉しいです。

精神科医が身体の病気のことを知ったところで原疾患そのものの治療にはまったくお役に立てないことは明らかなのですが…。
それだけ珍しい病気だと、患者さん本人やご家族のほうがずっとわからないことや予測のつかないことばかりで押しつぶされてしまいそうだろうと想像すると、そういう患者さんやご家族のお話をお聞きする以上やはりその病気について「知らない、わからない」で許される話ではないですよね。

それでも十分にはわからないというのが本音ですが、せめてわかろうとする気持ちだけは失いたくない、と思います。

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