精神科医の“のほほん”ノート

診療に関係のあること、ないこと…ちょっと肩の力を抜いて“のほほん”と書いてます。

2006年

04月05日

(水曜日)

すれ違い。

家族のことがすごく心配。
自分の手でなんとかしてあげたい。

そんな気持ちが痛いほど伝わってくるのだけど、その思いは肝心の患者さん本人には届いていない。

…そういうすれ違いを近くで見ていると、本当にもったいないと思う。



一生懸命になってしまっている当事者たちと違って、少し離れたところで見ていると問題の『もつれている場所』に気づきやすかったりする。

だからといって、自分がしゃしゃり出て「あーダメダメ、ココもつれちゃってますよ」と軽々しく手出しできるわけではないのだけど。

どうすればも私ごときがそのもつれた部分に近付かせていただけるか、どうすればそのもつれのほどくために協力させていただけるか…次にまたもつれかけたときにはご家族自身でほどく方法を身につけていただけるような形で…、そんなことを考えながら今日もお話をお聞きする。

ご家族と一緒に、もつれに手を伸ばせる日が来るように。

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