精神科医の“のほほん”ノート

診療に関係のあること、ないこと…ちょっと肩の力を抜いて“のほほん”と書いてます。

2006年

04月16日

(日曜日)

ドキュメンタリー『うちの子 〜自閉症という障害を持って〜』

JNNネットワーク大賞を受賞したRKB毎日放送のドキュメンタリー番組『うちの子 〜自閉症という障害を持って〜』。録画しておいたものを今日ようやく観ることができた。

この番組は、自閉症のこどもさんのいる家庭の日常の姿をストレートに見せてくれる、まさにドキュメンタリー。

番組で紹介される家庭の数は決して多くはないけれど、ものすごく丁寧に取材されていて、日常の大変さとか苦労が続く生活のなかでの嬉しいできごととかがとってもストレートに伝わってくる。

それもそのはず、…



この番組のディレクターさんは、番組に登場する自閉症の少年のお父さんご自身なのだ。

自閉症という病気へ社会の理解がまだまだ乏しいために自閉症児本人はもとより子育てしている親、特に子育ての責任があると世間からみられる立場の母親の苦悩と、その苦しみに負けず惜しみない努力を続けておられる姿を見事に描き出している。お母さんの大変さを目の前で感じておられたお父さんだからこそ作れる番組なのだろうと思わされる。こういう形で自分の家族を報道する勇気はものすごいことだと感じさせられるし、そこまでしてでももっと広く社会に自閉症のことを知ってほしいという熱意もがんがん伝わってくる。


私の拙い言葉でごちゃごちゃ紹介するより、番組を観ていただくほうが絶対にイイ! と思うので、放送がこれからの地域の方はぜひご覧ください。放送予定はこちら

コメント

はじめまして。私は今18歳で大学の一年目です。
小・中の教員を目指しているのですが、自閉症の方と会ったことがありません。今回この番組を見て、自閉症の子が身近にいるのかもしれないのだと思いました。一般の学校で、もし自閉症の子がクラスにいた場合、どのような支援が必要なのでしょうか。

カオさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

カオさんのように、これから学校の先生になろうと考えておられる方が自閉症のこどもたちに目を向けてくださっていることを本当に心強く感じます。
具体的にどのように対応するか、なのですが、現在のところ標準的なやりかたが決まっているわけではないのです。
こどもさんの認知の偏りの程度や知的発達の程度、学校での適応の難しさによっても適切な対応は変わってきますし、現状では学校や地域によって受けられる支援が変わってしまうという難しさもあります。

…あ、コメントをいただいた嬉しさのあまりこのまま熱く語りすぎてしまいそうなのでこのあたりにしておきますね。どうか自閉症をはじめとする特別な支援を必要とすることの多いこどもさんたちへの関心を持ち続けて、ステキな先生になってください。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

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