精神科医の“のほほん”ノート
診療に関係のあること、ないこと…ちょっと肩の力を抜いて“のほほん”と書いてます。
2006年
05月29日
(月曜日)
『RDI「対人関係発達指導法」―自閉症/アスペルガー症候群』
[No.157] 23:32
RDI関連のこの本、「邦訳が出るかも」というウワサは聞いていたけれど、ようやく登場。
(AMAZONでは今品切れのようなので、こちらもどうぞ)
ちなみに原書はこちら↓
RDI = Relationship Development Interventionは新しい自閉症スペクトラムの療育プログラム。少しずつ世界に広まりつつあるところ。
自閉症の“根治”を目指すと謳っているけれど、その内容は決して奇抜なものではなく、健常発達児がいかに対人関係スキルを獲得していくかをきちんと把握したうえで、その過程を自閉症スペクトラム児に丁寧に関わりながらじっくり伝えていく、というのが基本。
TEACCHのように健常発達者がASDのひとたちの認知特性を理解して歩み寄る視点も非常に重要だと思うけれど、RDIのようにASDのひとたちのペースに合わせて健常発達者が対人関係を習得する過程を学んでもらうというのもとても意味があることだと思う。
まずはこの本の存在をたくさんのひとに知ってほしいな、と思ってご紹介。ぜひご一読ください。
| RDI「対人関係発達指導法」―自閉症/アスペルガー症候群 杉山 登志郎、小野 次朗 他 (2006/05) クリエイツかもがわ この商品の詳細を見る |
(AMAZONでは今品切れのようなので、こちらもどうぞ)
RDI「対人関係発達指導法」
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5.30
スティーブン E.ガットステイン著 / 杉山 登志郎監修 / 小野 次朗監修 / 足立 佳美監訳 / 坂本 輝世訳
クリエイツかもがわ (2006.6)
通常24時間以内に発送します。
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通常24時間以内に発送します。
ちなみに原書はこちら↓
| Autism Aspergers - Solving the Relationship Puzzle: A New Developmental Program That Opens the Door to Lifelong Social & Emotional Growth Steven E. Gutstein (2001/03/14) Future Horizons Inc この商品の詳細を見る |
RDI = Relationship Development Interventionは新しい自閉症スペクトラムの療育プログラム。少しずつ世界に広まりつつあるところ。
自閉症の“根治”を目指すと謳っているけれど、その内容は決して奇抜なものではなく、健常発達児がいかに対人関係スキルを獲得していくかをきちんと把握したうえで、その過程を自閉症スペクトラム児に丁寧に関わりながらじっくり伝えていく、というのが基本。
TEACCHのように健常発達者がASDのひとたちの認知特性を理解して歩み寄る視点も非常に重要だと思うけれど、RDIのようにASDのひとたちのペースに合わせて健常発達者が対人関係を習得する過程を学んでもらうというのもとても意味があることだと思う。
まずはこの本の存在をたくさんのひとに知ってほしいな、と思ってご紹介。ぜひご一読ください。
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コメント
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それにしても、本がAmazonで在庫切れ----これが杉山先生効果か----。
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RDIとTEACCHの違い、ものすごく大雑把に書けばこんな感じかなぁ?と思うのですけど、私はTEACCHの専門家でもRDIの専門家でもないので、“その道”のプロの方からみれば見当違いな表現かも…ちょっと不安です。間違いがあればご指摘ください。
それにしてもAMAZONで在庫切れとは凄すぎますね。これだけの勢いでRDIが広まっていけば、ASDのこどもたちの未来は明るいかも?!
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不勉強なので「RDI」という言葉、こちらで初めて知りました。
内容を簡単に見ましたが「関係発達」という視点がこれまでやってきたことに通じるかもしれないなぁ〜と興味が湧きました。
まずは本、読んで見ます。
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RDI、私も知りませんでした。
ので、早速、買ってみました。
今、パラパラと見ています。
よさそうですね。
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“関係発達”、まさにRDIはそういう感じのことばで表現できそうな内容です。一緒に何かをしながら、その体験を共有して、相手とタイミングを合わせたり、わざとずらしたり、…みたいなことを時間をかけて徐々に身につけられるよう練習を重ねていきます。実際にすべてを実践するのは難しいと思いますが、この考え方はすごく理に適っているように私には思えます。まずは本を読んでみてくださいね!
> 浅木さん
ご無沙汰しております!
RDI、一見するとセンセーショナルであやしそう?な雰囲気が漂っていますが、実際はかなり地道で真っ当な理論のような気がします。
気に入られたら、ぜひ周りのひとにも教えてあげてください。日本でもこれに近いような療育ができるようになったらいいなぁ、と思います。
●
とても気に入りました。
いやあ、実際に関わっていると、
情緒の部分て絶対大切だって思うのに、
その部分って、意外と言われてないですものね。
今まで、収まりの悪さを感じていたのですが、この本を読んで、とてもすっきりしました。
全部読んだら、自分のBLOGでレビューを書こうと思っています。
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こちらの紹介文をブログに引用させて頂いたので、トラックバックを送ろうとしたのですが、うまくいきませんでした。
あらためて、コメントの方に投稿させて頂きます。
まだ、本が届くのを待っている状態ですが、実は「脳科学的な裏付けがあって、効果が高くて、しかも家庭でできる」という、いいことずくめの旨すぎる話にちょっと不安も感じています。
でも、他の方の感想も概ね好評価のようで、ちょっと安心しました。
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レスが大変遅くなってごめんなさい。
ときどきfc2へのTBがうまくいかないことがあるようで、申し訳ありません。
RDI、謳い文句がちょっと華々しいので、「旨すぎる話」という印象を持たれるのはよくわかります。でも、よくよく知れば「言われてみれば当たり前」のことを系統立ててやっていこう、という案外地味なものだったりします。実際かなり有効なようですし、知っておいてきっと損はないと思います。
これからもこのblogをよろしくお願いします!
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いろいろな本を読んでは、使えそうなことを実践しようと試行錯誤しています。
「RDI」(「RNA」も読みましたが、アルファベット1文字ちがいで、全く別アプローチなんですね。)も書店で見つけ読んでいます。
とても惹かれたので、国内で指導を受けられるところはないものかと、検索中にコチラへ立ち寄らせていただきました。
日本ではまだなさそうですね・・・
親の努力あるのみといったところでしょうか。
参考になりました、ありがとうございました。
●
レスが遅くなってしまってごめんなさい。
4歳で診断を受けられたのですね。こどもさんの特性にはやく気付いてあげられたのですし、これから“多くのひととは少し違う脳の使い方”をしながら自信をもって過ごしていけるように援助してあげられたらいいですね。
RDIの指導は残念ながらまだ国内では受けられないと思います。私自身もRDIの考え方はとても気に入っていますので、もしも日本のどこかでRDI式の療育機関ができたときには、こちらのblogでご紹介したいと思います。それまでは親御さんの独学が頼り…実はそれが何よりこどもさんにとっては心強いことなのですけど、ね。
これからもこのblogをよろしくお願いします!
●RDI
日本では彼女が始めてなのでしょうか?
●
横浜の「みなとみらいことば発達センター」というところのようですね(勝手リンクは申し訳ないので貼りませんが、上記名称でググれます)。
私自身はこの方のことを存じ上げないですし、具体的にどのような支援を始めていらっしゃるのかもわからないのですが、日本ではひょっとしたら初めてかもしれませんね。
興味津々です。詳しいことをご存じの方がいらっしゃったらぜひ情報をいただきたいところです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します!
●RDIの指導員について
少し間が合いていますが、RDIの指導員等の情報について、ご紹介します。
米国テキサス州を基盤とするRDIは、ワシントン大学の療育センターであるJudevince等、米国内ではかなり取り入れられていますが、日本国内ではまだまだ知名度が低い実情にあります。
世界的にはRDIの認定指導員が60余名いると聞いていますが、国内では名古屋児童福祉センターの臨床心理士である、白木孝二先生が、唯一のこの指導員資格をお持ちです。
杉山先生の監訳本は、現在のところ唯一のRDIの和訳本ですが、RDIの入門書と言うか、紹介書というべき書物でさわりの部分を紹介しているに過ぎないため、この本だけを持ってRDIを利用することには難しさがあるように思えます。何が汲み取れて、それを現在の療育活動にどのように応用できるかというあたりが、キーと言えるのかも知れません。
RDIの創始者であるSteven E. Gutstein博士は、その著書の中で「RDIのプログラムでは、常に出来るだけ早く障害者自身が、(褒美を目当てにではなく)見たり聞いたりすることに好奇心を抱き、ワクワクするために自ら周辺の世界への関心を強めることを願っている。『何が起きているのだろう、面白そうだな』と彼らが考えるようになることが肝心なのである。」と述べています。
この状態は、応用行動分析でいえば、自己強化できると言うことを意味し、なかなか高度な状態であるといえます。自閉系の子どもたちの療育は、一次強化子(例えばご褒美に与えるお菓子など)から始まり、その子に合った二次強化子を如何に見つけるか(言葉によってほめたり、拍手をすることが必ずしも有効ではない)、ということが、苦労するところですが、自己強化は通常の二次強化子を使った状態よりも更に難しい、高度なレベルになります。
これは健常児の学習と比較すれば分かり易いといえましょう。「自分から勉強を進んでするとい状態が何歳ぐらいから芽生えるか」と言うことを考えれば、お分かり頂けるでしょうが、幼児期にこの状態になるということは、健常児であっても通常は有り得ないことです。
したっがって、RDIは一連の療育プログラムを豊かにするもであることは間違いありませんが、TEACCH、太田ステージあるいはポーテージといった基盤となる療育プログラムと置き換えが可能な代替プログラムになるとは考えない方が良いといえます。色や形の弁別と言った認知特性、衣服の着脱、衛生管理、危険回避と言った身辺自立、言語理解や表出の支援、はさみを使うと言った微細運動、縄跳び等の粗大運動と言った領域はRDIのみを持って発達支援することは出来ません。RDIこの位置付けは大事であると思いますが、ともあれ、魅力のあるプログラムであることには違いがありません。社会性領域についてはRDIほど緻密なプログラムは見当たらないからです。
●
念のために。
教室では現在はHPが変更になっています。
現在、認定の方は2名のみだそうです。
もし、全国にRDIをひろめようと拡がっているとしたらそれは認定証を確認してくださいとのことです。
本国のRDIでは認定がなければ名乗る事も、それらしきもの(アドバイザーなど)を行う事も禁じられています。
●その通り
もし、全国にRDIをひろめようと拡がっているとしたらそれは認定証を確認してくださいとのことです。
本国のRDIでは認定がなければ名乗る事も、それらしきもの(アドバイザーなど)を行う事も禁じられています。
…これは仰る通り。ライセンスと言う視点では当然のことです。一般向けの書籍が出版されている訳ですから、それを個人的に応用する分には問題ないということになりますが、RDIの指導者を名乗ったり、有償での療育活動をしてはいけません。と言う意味ですね。
>教室では現在はHPが変更になっています。
というのは、横浜の先生のHPと言うことでしょうか?よろしければURLをお教えください。
ところで、後から気づいたのですが、このブログは昨年末で終了と言うことらしいですが、結構手早いレスがあり驚いています。まだ生きていると言うことなのでしょうか?
●ちょっと待ってください!
>>横浜の先生も名古屋の方の次に取得されています。
念のために。
教室では現在はHPが変更になっています。
現在、認定の方は2名のみだそうです。
…とありますが、RDIのOfficial Home Page
http://www.rdiconnect.com/
の
「Need and RDI Consultant?」には、以下の記述があります。
Currently, there are 106 Certified Consultants in the United States as well as 3 Certified Consultants in Australia, 8 in Canada, 1 in Japan, and 1 in the United Kingdom.
(現在、106名の認定相談員が米国に居るとともに、オーストラリアに3名、カナダに8名、日本に1名、及び英国に1名います。)
更に日本の詳細については
JAPAN
Koji Shiraki, B.A., Clinical Psychologist
Nagoya Child Welfare Center
Nagoya, Aichi
Email: kshiraki@dance.plala.or.jp
とあり、残念ながら横浜の方の記載は公式にはありません。念のため、白木先生に照会をかけましたところ、
横浜の人?
その人のことは前からちらほらうわさで聞いています。
でも、RDI Certified Consultant は Connections Centert のホームページ rdiconnect.com に行って、consultant のところをクリックすれば、すべての情報が開示されています。今のところ世界で119人です。日本ではまだ私一人だけです。
私の知り合いで、東京の人が2人トレーニングを受けに行き、コンサルタントへのスーパービジョンコースに入った(入ろうとしている)はずですが、その横浜の方については、どうなっているのか知りません。
Connections Center は資格に関してはかなり厳しく、著作権侵害などに対しては法的手段をとる旨を明示しています。
私もコンサルタントとしての規約に関して、かなり細かな誓約書を提出を要求されています。
アメリカでは、ちょっとワークショップに参加しただけで、おおっぴらに実践するような、やからが多いようで、RDIの偽者、まがい物に対して非常に警戒しているようなのですが。
というコメントを頂きました。
私としては一寸へんな話しだなぁと思えます。
●たしかに
コネクションセンターに有資格者として名前がないことと一致しますね。
●ハワイでRDIを実践しています
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